50歳からの資産形成(退職準備に向けて)

60歳までに1000万円の資産形成を目指す

CFP全科目合格

2021第1回CFP試験の合格発表がありあました。

今回は金融を受験 合格

これで、全科目合格です。

2019第2回からCFP受験を開始しましたでの、2年弱の試験勉強が終わりました。

こんな素人でも、勉強すれば合格するんですね。

3級から受験して、これまで1度も不合格となっていませんが、受験料総額はかなりのものとなります。これまでの試験にかけてきた時間とお金を無駄にしないよう、資格の有効活用をしなければいけませんね。

今年の目標の1つをクリアです。

次は、9月の1級FP試験です。

既に申し込みをすましましたが。忘れていることが多くて不安です。

復習のつもりで取り組んでみます。

文章の問題地図(著者:上阪徹)を読んでみた

1 文章の問題地図を読んでみた

文章の問題地図を読んでみた。文章が平易で難しい言い回しもないから読みやすい。これなら自分でも作れそうと思わせる文章だ。でも、平易で誰にでもわかる文章を書くことは、簡単なことではない。おそらく訓練が必要なんだろう。その訓練方法、ノウハウを本書では書いてあるのだと思い、自分なりの考えも加えて、特に書き留めておきたいことを書いてみた。

2 本書の概要

(1)文書の書き進め方(本書の結論)

  1. 素材を集める⇒ネタ集め
  2. 素材を整理する
  3. 後で推敲するつもりで、粗々で書く
  4. 推敲する

こういう手順で書き進める。書き始める前(作業1、2)に時間を費やし、準備する。最も大切な作業は「1 素材集め」。素材によって、文章の良し悪しが決まる。

(2)素材を集める⇒ネタ集め

①素材とは
  1. 事実
  2. 数字
  3. エピソード
②素材集め

*一部、自分が考えたこと

  • 書くことがないのは、メモをしていないから。
  • 日々ネタ探し。通勤中、ウオーキング中、風呂の中などゆるーく潜在意識と交信する。⇒ひらめき
  • 何でもよいから紙に落としてみる。
  • 五感を感じて素材を拾う(目で見る、耳で聞く、匂い、空気など)
  • 人と話すことでネタが出てきて、整理される。
  • 自分から素材を出す(潜在意識に問い合わせる~深呼吸)
  • 相場観を考える

(3)素材(ネタ)の整理(書き進める順番に整理する)

素材を取捨選択して、書き進める順番に並べ替えて、矢印で繋ぐ。

書きながら考えないように、話の流れを設計しておく。

(4)後で推敲するつもりで、粗々で書く

①完全を目指さない。思いのまま(3)で整理した順番どおりに書いてみる。

②フォーマットを準備しておくと書きやすい

③1分は60字として、句点は1分に1~2個にすると読みやすい文になる。

(5)その他

  • 誤字誤植はNG。見直しの工夫をする。(日を変えて読み返す。PCで作成したら、スマホで読み返すなど)
  • 相手の立場になって文章を書く。(ペルソナの設定?⇒私の考え)

3感想

本書では、素材集めが最も大切な作業であると何度も繰り返し書かれている。素材集めの重要性について、これまでははっきり認識できていなかった。書かれていることが、具体性があって素材集めの重要性が認識できた(肚に落ちた)。また、文章を書くことが難しいのは、素材を整理することであることであることも分かった。素材を整理する方法としては、自分のフォーマットを持っていることはもちろん大切であるけど、それだけでは足りない。自分が見本にできそうな文章をたくさん読んでみて、体に染み込ませることも必要(著者の場合は、週刊誌AERAだと言われていた。なるほど)。伝えたい気持ちを強く持つことも大切。文章作成について、大切なこと、難しいこと、やるべきことを知ることができた。よい本に出会えた。

 

売れ続けるネット文章講座(著者:さわらぎ寛子)を読んでみました

売れ続けるネット文書講座を読んでみました。

ネットビジネスのノウハウは、ネットや書籍でたくさん紹介されている。そこで書かれていることは、売るために有効な言い回しやPVの伸ばし方などテクニックばかり。例えば「すぐに行動しない人は、チャンスをものにできない」のように巧みな言い回しで、購入の後押しをするテクニックなど。こうしたテクニックを駆使すると、早く成果を出せるかもしれないが、テクニックにばかり固執すると、付き合いは、長く続かないことが多いかもしれない。一方、時間をかけて、自分の人間性を理解してもらって、相手方と良好な信頼関係や人間関係を築くことができれば、リピートしてもらえるかもしれないし、他で自分のビジネスを紹介してくれるかもしれない。そのためには、ネット上で自分をさらけ出して、相手方に自分の人となりを知ってもらうこと。自分のビジョン(どの仕事をするのか、誰に対してどのような仕事をするのかなど)がぶれずに、誰にでもしっかり説明できること。本書ではそういうことがわかりやすく、丁寧に書かれていた。文章に筆者の誠実な人間性が感じられて、内容も文章もとても心地よく読み進めることができた。この本は本屋で一気読みしてしまった。そのまま読んで終わってしまってはもったいなかったので、一部メモに書き留めたことを記録に残しておきたくて、記事にしてみまた。

本書の概要(以下下線部、売れ続ける文章講座から引用)

自分の立ち位置を確認する

  • 自分が大切にしている価値観
  • 自分がこれから人生をかけてどんな人の味方でいたいか?

どんなことを仕事にするか

  • 自分のやりたいことや、今の仕事は度外視して世の中の、ニーズを探る
  • 自分の当たり前にできることから仕事にしていく

仕事の目的

  • 大切にしていること、ポリシー(仕事、プライベート)
  • お客様にどんな未来をつくりたい。
  • 誰のため、何のため、その仕事をしているのか
  • ブログやSNSを通じて、どんな価値観を伝えていきたいか

 売れるビジネス

  • 誰かの不(悩み、不安、不満、不便)を解消する(悩み解消型)
  • 誰かの理想(もっとこうなりたい)をかなえること(願望達成型)

なぜ、自分はこの仕事をしているのか

どんな人の悩みを救いたいと思っているのか

自分の軌跡をたどる ~ そして次のことを考えて、自分は何者なのかを確認する

  • 自分の感情が大きく動いた出来事は何?
  • そのことをきっかけに、生まれた価値観は?大事にしていることは?
  • 自分はどんな人の役に立ちたいと思う?
  • その人のために、今自分がやっていること、これからやっていきたいことは?

文章構成(文章の型)

  • 主張(~と思います。~です。)
  • 理由(なぜなら)
  • 具体例(例えば)
  • 予想される反論・ツッコミ(もちろん~)
  • 反論への反論(でも~)
  • 主張【繰り返し】(~です。)

根拠がないものは言い切らない

  • ~するはずです。
  • ~する可能性があります。
  • ~が期待できます。
  • ~と信じています。
  • 自信をもっておすすめします。
  • 確信しています。

具体的と抽象的を往復する

  • 抽象的・・・目には見えない本質・概念
  • 具体的・・・目に見えている個別の出来事

具体的の例示

(例)お客様から「髪型を変えたら気分まで変わりました。まるで別人みたいでテンションがあがりました」とメッセージをいただきました。とても嬉しかったです。

これだと読ん方は「あっそ」です。そこで

  • なぜ嬉しかったのか(WHY)⇒自分が提案した髪型気に入ってくれた
  • どういうところが嬉しかったのか(WHERE)⇒わざわざメッセージをくれるほど喜んでもらえたこと
  • 何が嬉しかったのか(WHAT)⇒最近自信を無くしかけていたけど、これでいいと思えたこと。

を分析して考えてみる。

まるで別人みたいとお客様からメッセージ、今日、初めて来店してくださった20歳代の女性の客様だ。就職してからずっと伸ばしてきた髪を切ってイメージを変えたいと美容室に来られたのだ。私は思い切って、あごのラインのでるボブはどうですかと提案してみた。一瞬戸惑いの表情をされた後「お任せします」と言われた。そして店を出て30分もしないうちに、メッセージが届いたのだ。わざわざ送ってくださったと思うと胸の奥がじわっとあたかくなる気がした。最近自分の仕事に自信をなくしかけていたけど、これでいいと思えた。

具体的に書く訓練方法

目に見えるものを、文章でビジュアル化していみる。

まとめ

どうすれば売れる続けるネットビジネスが構築できるのか?本書はこの疑問に対する答えを1冊にまとめたものだと思う。私なりの解釈で要約すると『「なんの仕事をして、誰にどのようなことで役に立ちたいのか?」のビジョンをぶれずにしっかり説明できるように考えておく。自分をネット上にさらけ出して、相手方に自分を知ってもらう。気に入ってもらって、人間関係を構築して、ネット上の相手方と長い付き合いができるようになれば、売れ続けるビジネスができる』ということ。

 

 

生活防衛資金や資産配分(アセットアロケーション)など思うこと

仕事疲れた。帰りに考えたことをゆるーく書いてみます。

生活防衛資金

生活防衛資金はいくら必要か・・・諸説あり

生活防衛資金として現金を保有する。

生活防衛資金の額は諸説あり、生活費の半年分とか2年分とか・・・

半年と2年では全然違う。

半年分だと60万円。2年だと480万円。(月20万円で計算)

480万円も現金で保有するのは、もったいない。かといって現金60万円では心もとない。

生活防衛資金以外の資産が全くないのなら問題はある。しかし、生活防衛資金以外を投資しているなら、あまり問題ないと思う。なぜなら投資先を投資信託ETFにしておけば、売買が容易であるからだ。要するに流動性が高ければ、現金でなくても良い。

資産を3つに分けてみる

資産に3つに分けてみる。

1 現金   流動性高 リスク無 利息極小 物価上昇非対応 保有短期〇長期△

2 債券ETF   流動性高 リスク小 利息小  物価上昇非対応 保有短期△長期〇

3 株式投信 流動性中 リスク高 利息大  物価上昇対応  保有短期×長期〇

解説が微妙だが、なんとなくこんなイメージ。

現金は、無リスクではあるが、利益(利息)極小で物価上昇にも非対応だから、実は物価上昇時にリスクあり。債券ETF(想定は米国債ETFのBND)は、(暴落)リスクは多少あるものの、利益(分配金)が1~2%あるから、物価上昇分程度の分配金がもらえるなら貯金でもって置くより断然良いと思う。むしろリスクが少ないのではなかとも思う。BNDなら流通性が高く、すぐ売買できると思うので、流動性も気にしなくて良い。株式投信は、長期保有を想定して保有しないと暴落リスクを緩和できないから、短期の売買は控えておいた方が良い。物価上昇にも対応しているから、インフレリスクをヘッジできる。

3つの資産の心地いい資産配分(アセットアロケーション

資産は3種類ではない。ただし、資産配分はシンプルに、頭ではっきり把握できるようにが私のモットーです。だから多種類の資産を持たない。

資産配分をどうするか・・これも諸説あり。答えは一つではない。本人の資産状況や収入の状況などによりリスク許容度が変わってくる。そして何より本人の性格によるところが大きい。自分にとって心地いい資産配分(アセットアロケーション)と積立額の目標を明確にして自分で考えていかないといけない。

自分にとっての心地いい資産配分(アセットアロケーション

生活防衛資金用としての現金と債券ETF

私は、生活防衛資金は、現金と債券ETF保有することにする。生活防衛資金の目標額は、2年分の生活費=480万円とする。保有割合は、現金200万円、債券ETF280万円とする。配分割合の理由は、現在の現金(個人向け国債含む)が200万円弱あるから。よって今後積立てる資金はほぼほぼBNDへ投資する。

老後の資産形成

株式投信を中心に考える。そのうち少しだけ債券を混ぜる(上記のBND)。株式投信は、全世界株式投信(eMAXISSlim)へ全入することにした。理由は世界全体の株式の市場ポートフォリオ(市場平均)を長期で持つことが、シンプルかつ効率的な投資方法であるから。これに債券ETF(BND)を混ぜることで、マイルドにしてみた。

今後の方針

月積立 全世界株式投信3万円、債券ETF1万円(1株)を基本とする。

貯金は必要以上(200万円程度)持たないようにして、残金は、投資にあてる。

3つの資産の役割

1現金 生活防衛資金

2債券 生活防衛資金、老後資産形成資金

3株式 老後資産形成資金

 

我が家のふるさと納税返礼品など

 

我が家のふるさと納税返礼品(=米)

我が家のふるさと納税返礼品は、ひたすら米です。

(理由)

  • 生活必需品であり、これが税額控除となることで、生活コストを削減できる。
  • 必ず、消費できる。
  • 米どころのおいしいお米が食べられる。
  • 重たいお米を配達してくれる。

我が家はコスパ重視で、米20kg=16000円で購入してます。

この金額が、ふるさと納税をやっていない方は、ピンとこないかもせれませんが、これはお米の返礼品の中では最安値です。我が家は20kgを1か月半で消費しますので、2か月に1回購入して、2か月に1回5kgのお米をスーパーで購入しています。年6回購入できれば、通年で2か月1回のサイクルで回せるのですが、私の場合、昨年の収入からの控除上限額は9万円くらいですから、16000円を5回+10000円を1回という計算となります。

個人的には、味と値段の双方から山形のお米がおすすめです。

その他お米の購入について

ふるさと納税でお米を購入しない場合は、これまで近所のスーパーで購入していましたが、先日、楽天市場で購入しました。10kg=3000円(ブレンド米ではない)。これはかなりコスパが良いと思いませんか。5のつく日に購入しますので、ポイントもアップしてさらにお得。言うまでもなく、配達してくれます。今後継続してみようと思います。

ふるさと納税の利用に踏み出せないあなたへ

ふるさと納税は、「難しそうでとっつきにくい」「やってみたいけど、やり方がよくわかならない」と、まだ踏み出せてないという方。安価なものからでも一度利用してみると良いです。返礼品が届くと何か嬉しい。去年は山形のお米を買っていましたが、鳥海山の絵葉書が入っていて、それだけで心があたたくなったり、購入した自治体を応援したくなったりとお金以外でも感じたことがありました。

そのほか、普段食べられない豪華食材を購入する人もいますし、トイレットペーパーやおむつなど徹底して生活必需品を購入している人もいるそうです。ふるさと納税のサイト(楽天楽天市場)検索してみれだけでも、楽しいです。ぜひ!

 

ふるさと納税の上限額シミュレーションしてみる

 

ふるさと納税とは(=寄附です)

概要だけ説明します。

ふるさと納税とは、自分が住んでいる(住民票がある)市町村以外の市町村へ寄付することです。

お得なのは寄附に特典が2つあって、

  1. 豪華返礼品(お礼の品)がもらえる
  2. 税金(住民税又は所得税)が寄付相当額分控除(≒免除)される。

ただし②の控除(≒免除)は、寄付金全額ではなく

  • 2000円の手数料がかかる
  • 上限がある。(上限は収入の状況によって個々異なる)

ことに注意が必要です。

ですから、ふるさと納税を始める場合は、寄付金控除(税金免除額)の上限を知る必要があります。上限額を超えた部分は、本当に寄附になってしまいます。

後の項目で上限額のシミュレーションを詳しく説明します。

 

ふるさと納税がお得な理由

上記の内容から、ふるさと納税がお得な理由を考えると、実質、手数料の2000円で、返礼品(お礼の品)がもらえるということになります。因みに返礼品は寄付額の30%以内と決まっています。

さらにクレカを利用し、ポイントをゲットすると、手数料2000円以上のポイントをゲットすることも可能で、実質持ち出しなしで、豪華返礼品をゲットすることができるのです。

ふるさと納税の上限額

ふるさと納税の上限額のシミュレーションは、「ふるさとチョイス」のサイトが最もわかりやすかったので、このサイトを使って説明します。以下、一部「ふるさとチョイス」のサイトの画面を使っています。

ポイントは、「かんたんシミュレーション」を利用せず、「控除上限額シミュレーション」を利用することです。私は、昨年「かんたんシミュレーション」を利用して、上限額を想定していましたので、上限額を超えて寄附をしていました。

 

まずは、次の「ふるさとチョイス」のサイトを開きます。

f:id:iisaf749:20210629155510p:plain

                        (ふるさとチェイスHPより引用)

①かんたんシミュレーションの計算

私の場合、妻、子供(大学生1人、高校生1人)です。年収は800万円としました。

控除上限額は11万1千円となりました。

f:id:iisaf749:20210629162218p:plain

②控除上限額シミュレーションの計算

家族構成は①の同じですが、控除上限額が77,523円となりました。

かんたんシミュレーションとはとても差がつきました。所得控除がたくさんあり、納税額も少なくなりますので、控除上限額も少なくなります。

これが昨年私が陥った失敗です。

控除上限額シミュレーションの詳細

下記はふるさとチョイスHPの画面をエクセル表でまとめたものです。

あなたや家族の所得は?
あなたの給与収入   8,000,000
配偶者の給与収入   1,100,000
株式譲渡益(上場)   0
株式譲渡益(非上場)   0
あなた家族構成は?
配偶者の有無   あり(69歳以下)
寡婦に該当しますか   非該当  
障害者 一般の障害者 0
本人・別居の特別障害者 0
同居の特別障害者 0
扶養家族の有無   〇いる いない
扶養親族の人数 15歳以下 0
16歳-18歳 1
19-22歳 1
23歳-69歳 0
70歳以上(同居の親、祖父母) 0
70歳以上(上記以外) 0
あなたの保険や控除額はいくら?
社会保険料の金額   1,330,000
小規模企業共済の金額   120,000
生命保険料の控除額   70,000
地震保険料の控除額    
医療費控除の金額    
あなたの控除上限額 77,523

確認資料は、①給与所得の源泉徴収票(令和2年分)又は②令和3年度住民税決定通知書です。令和2年分と令和3年度分の違いはありますが、いずれも令和2年分(令和21月1日~令和2年12月31日)の収入等の情報です。

注意点

令和3年分上限額をシミュレーションする場合、本来なら令和3年1月1日~令和3年12月31日までの収入の情報で計算することになります。昨年の収入と比較して、大幅に増減する可能性があるなら、昨年の収入情報でシミュレーションをしない方が良いと思います。今年もほぼ昨年同様の収入が見込まれるなら、昨年の収入を参考にシミュレーションしても良いと思います。ただし、扶養親族の情報は今年分を入力してください。その他、所得控除が増額となるケースや、扶養親族が増えるケースは限度額が下がりますので要注意です。

 

まとめ

シミュレーションはふるさとチョイスのサイトがおすすめ

かんたんシミュレーションは誤差が大きくなる可能性がある。

今年の収入が昨年とあまり変わらないのであれば、昨年の収入を参考にシミュレーションしても良い。

シミュレーションに使う資料は、住民税決定通知書か給与所得の源泉徴収票とする。

扶養親族の情報は今年の情報とする。

 

 

 

50歳を迎えて人生の3大支出を考える

現在50歳。定年退職まで10年となりました。前回の投稿のとおりこれまで、ほとんど資産形成を行わず、その場しのぎで生活してきましたが、れは私が公務員であったためになんとか切り抜けてこれたのだと思います。しかし、定年退職まで10年を切った現在、そろそろ人生の3大支出について真剣に向き合い、老後の資産形成のことを考えていかないと、老後破綻という恐ろしい現実が待ち受けています。

また、今は職場のストレスから心の状態が良くなく、1日でも早く公務員を辞したい気持ちが強くなり、老後の資産形成の検討にも力が入ります。

人生の3大支出を視野に入れた今後の資産形成のシミュレーションをしてみました。

現在の状況

1 年齢

  50歳

2 年収

  850万円(税引前)

  月手取 約32万円 ボーナス手取 約60万円(年2回)

3 家族構成

  配偶者 長女(大学2年県外私立) 次女(高校2年県内私立)

4 住宅ローン残高

  約1900万円(全期間固定 0.95%)

  月7万円、ボーナス25万円支払

5 資産の状況

 財形年金保険は若い時に意識なく加入していたようです。そのほかは40歳代後半から積み立てたものです。一部贈与あり

  イデコ         59万円

  NISA・特定口座    35万円

  個人年金 積立額 170万円

  国債(10年変動) 50万円

  預金       100万円

  財形年金保険   250万円

  合計       664万円

  ※ その他 子供へ教育資金贈与 合計1500万円

住宅ローンの検討

今後の残高の推移

  • 現在約1900万円
  • 58歳時では約1000万円
  • 60歳時では約720万円

目標

  • 60歳までに720万円を貯金すること。
  • 58歳までに1000万年を貯金すること。

方針

  • 個人年金の積立は、老後の資金とせず、住宅ローンの返済資金に充てる
  • 現在の貯金と国債は、住宅ローンの返済資金に充てる
  • NISA、イデコとは別に住宅ローン返済用資金を貯金する
  • 繰り上げ返済をしない。適用金利が低く利息負担が小さいため、キャッシュ保持を優先

個人年金の運用

今後月9千円(個人年金適格) ボーナス3万円(個人年金適格なし)の積立を継続

利率を1.25%で回ているのことと、一部所得控除を受けるために、継続して運用することにしました。

58歳時積立額約300万円 60歳時積立額約340万円

貯金

月1万円、ボーナス25万円を積立 → 年間積立額62万円

58歳時積立額 646万円 60歳時積立額 770万円

老後の積み立てとは別に、積立する。家計の状況からは捻出可能な範囲で積立額を算出

検証

58歳時の状況  

住宅ローン残高 1000万円 積立残高 946万円 差引マイナス54万円

入金力を上げると対応可能 

60歳時の状況

住宅ローン残高 720万円 積立残高 1110万円 差引プラス390万円

定年退職までの大型支出(自家用車購入など)の対応も可能

留意点

  • 全期間固定金利のため金利上昇に関するリスクがない。従って貯金での積立可
  • 繰上返済しないため、利息分は投資による運用益で対応したところであるが、リスクを伴うので要検討
  • 退職金想定額は1500万円~1800万円程度。退職金の運用について全額キャッシュで保持することは機会損失につながるが、一括投資も運用の難易度が高い。従って、貯金積立の一定額を退職金の前倒し資金として積立投資を行い、退職金を住宅ローン残債に充てることも検討。

老後の資産形成

積立目標

2000万円

(内訳)

積立(入金) 550万円

退職金   1000万円(1500万円~1800万円のうち1000万円を充てる)

財形年金保険 450万円(積立中:55歳まで積立)

合計    2000万円

※退職金 残額500~800万円は入院費用など急な出費に備える余剰資金とする。

積立(入金)計画

イデコ 

現在残高  59万円

今後入金 144万円(1.2万円×12月×10年)

合計   200万円(運用益考慮せず、端数切捨)

イデコは一時払で受領予定

NISA

現在残高  21万円

今後入金 360万円(3万円×12月×10年)

合計   380万円(運用益は考慮せず、端数切捨)

60歳までの積立金で試算しているが、60歳以降も積み立て予定

合計

イデコ200万円+NISA380万円=580万円

目標額550万円達成

投資先
  • iDeCo 国内債券70% 外国債券30% 国内株式15% 外国株式(VTI)15% 株価の高止まりが終われば、楽天VTIと外国債券のみのポートフォリオとする予定。理由:国内資産は個人年金や財形年金保険で積み立てているため、国内には投資しないことにした。
  • NISA eMAXISSLIM全世界株式 100% 株価が高止まりが終われば、投資額を3万円にする予定。その際にポートフォリオに債券も組み入れるか検討
留意点

退職金を当てにした計画であが、今後退職金が予定通り支払われる保証はない。従って可能な限り入金力を上げて積み立てていく必要がる。

にーさの出口戦略を考えておかないといけない。

教育費の検討

義父から2人の子供(孫)へ教育資金一括贈与を合計1500万円受けました。教育資金としては、義父からの贈与と学資保険350万円(2人分計)で賄っています。教育資金一括贈与は、授業料など学校へ支払う代金しか銀行からの引き出しができないので、長女の県外での生活資金は別に用意する必要があり、金策を考えています。

具体的に生活費をシミュレーションしていませんが、大学入学時の学資保険と昨年度の全国民への給付金10万円×4人分で2年間の生活資金は確保できています。問題は残り2年の資金です。現在のところ、次女の大学入学時の学資保険(100万円程度)を長女の生活資金に充てようかと考えています。残る1年の生活資金として100万円、老後の資産形成用の資金を切りくずしかありませんが、別の資金での捻出を検討しています。

我が家の場合、教育資金は教育贈与を受けたので対応できています。もし、教育贈与がなかったら、長女は県内の大学に通いなり、奨学金を受けていたと思います。教育資金づくりは、若いうちからコツコツと計画的に投資(貯金ではない)しておく必要があったと感じています。