50歳からの資産形成(退職準備に向けて)

60歳までに1000万円の資産形成を目指す

家計を把握するために、「マネーフォワードME」を利用するべきだと思う

昨年度、「マネーファワードME」というスマホアプリに出会いました。

これまで、月々の収支(特に支出)の把握をきちんと出来ていなかったので、「マネーフォワードME」との出会いは、人生を変える大きな出来事といっても過言ではありません。

このアプリは、銀行口座、証券口座、クレカなどと連携して、収支状況をこのアプリ内ですべて把握できるというものです。例えば〇〇銀行残高〇〇円(〇月収入明細・支出明細)までわかります。従って、通帳やネットでバラバラになった明細を一つのアプリで見ることができるので、お金の流れ(キャッシュフロー)がざっくり把握でき、さらに、預貯金産高や借入残高(住宅ローンなど)も把握できますので、家計のバランスシート(資産と負債の状況:ただし流動資産のみ)まで把握できます。

私の場合は、無料版で利用しているため、各社の収支情報の取り込みは数日後になりますし、連携できる会社は10社までとなりますが、無料版でも充分利用する価値はあります。

このアプリを利用し始めて、とんでもない支払いを発見しました。5年前の単身赴任時代のNHK受信料の解約をしていなかったので、単身赴任解消後もずっとNHK受信料を払い続けていました。結局、NHKへの献金額の合計は36000円あまりとなり、5年前にこのお金を米国株式ETFに投資していれば、倍増していたことでしょう。・・・残念

このアプリを基に、毎月エクセルで支出額の内訳を作成することにしました。そして、支出額(特に固定費)について1件づつ検証して、削減できるものを検討しました。実際のところ、家族の幸福度と経費削減を天秤にかけると、削れるものはあまりありませんでした。

最後に、家計を把握するうえで、私が一番大切だと思うことは、自分の頭の中で常に収支状況が把握されているかということです。したがって、ポイント還元率を上げるために必要以上にクレジットカードを使い分けたり、コスト削減のために複数の証券会社を使い分け複雑な投資運用をして、頭の中で把握しきれなかったら、もしかするとNHK受信料の二重払いのような失敗を引き起こす可能性があるかもしれません。お金の流れはシンプルに!そのために、多少のコスト効率を下げてもいたしかないと思います。